前橋T-1グランプリ実行委員会は3月28日、初代グランプリが「大村総社」(前橋市惣社町)の「おそば屋さんのソースカツ丼」に決まったと発表した。
「大村総社」は1969(昭和44)年創業の老舗そば店で、創業当時から自家製揚げたてのトンカツを使ったソースカツ丼を提供してきた。
受賞にあたり同店の柴崎さんは「決勝戦が始まってから新しいお客さまが増え、『おいしかった』『頑張って』と声をかけてもらった。6店で競えたのもよかった。本当に忙しく、支えてくれたスタッフ、家族、そしてT-1 を企画してくれた実行委員会の皆さんに感謝する」と話した。
決勝戦に参加したもう一つのそば店、「そばひろ」の狩野さんは「ソースカツ丼のレシピを公開しているので、前橋市内のそば店でソースカツ丼を盛り上げよう」と呼びかけた。
同実行委員会の萩原さんは「T-1グランプリは昨年春先から約1年間の活動だが、前橋tontonプロジェクトの取り組みは5年になる。行政と民間がタッグを組んで推進し、こんなにうまく行ったものはない。これからも『tontonの街まえばし』を広めたい」と意気込む。
発表会場の前橋中央駐車場の特設エリアでは、「大村総社」はじめ決勝戦に参加した5店が自慢の豚肉料理を販売し盛り上げた。
大村総社の営業時間は11時~15時、17時~20時。水曜、第3火曜定休。