高崎のそば店オーナー考案「そばロボ」、引き合い増える-太さのばらつきも再現

1トンの圧力をかけて麺を押し出す「そばロボ2号」

1トンの圧力をかけて麺を押し出す「そばロボ2号」

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 高崎田町屋台通り「中山道恋文横丁」に出店した「石挽十割蕎麦 そば源」(高崎市田町、TEL 090-3140-0371)の「そばロボ」の引き合いが増えている。

「そばロボ2号」の全貌

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 「そば源」は2006年まで新前橋駅前に店を構えていた「そばよし」のオーナー、吉野邦彦さんの新店舗。

 吉野さんは「そばよし」時代、そば打ちを教えたり、そば店開店のサポートを手がけていた。そば店を出店するにはまず、そば打ちを学ばなければならず、誰でもいつでも開店できるものではない。誰でも簡単にそば店を経営することができないかと考えた挙げ句、吉野さんの頭に浮かんだのがそばを打つロボット「そばロボ」だった。

 「そばロボ」はそば粉をこねるロボット1号と、製麺するロボット2号があり、必要なロボットを選ぶか、両方を使えば「誰でも簡単にそば店を開店できる」(吉野さん)。

 開発にあたり吉野さんが苦心したのは「いかにして手打ちと同じそばを作るか」という点。試行錯誤を重ねた結果、「食感はもとより太さのバラツキまで再現できた。麺を押し出す際に1トンもの圧力を掛けるため、バランスを取るのが難しかった」と振り返る。

 吉野さんにとって「そば源」は「そばロボ」で実際の営業を行うアンテナショップ。「通常40分かかる十割そばを7分で提供できる。見ての通り9席の店でも本格的な味をスピーディーに提供でき、売り上げも好調」だという。

 「『そばロボ』の引き合いが増え、すでに3台が成約した。そば店の出店を考えている人、そば店を経営中の人も一度見に来てもらえたら」と来店を呼びかける。

 「皿そば」は380円、「そばロボ」は22万円~。営業時間は17時~24時。

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